簿記3級試験対策・当日のポイント

【簿記3級試験概要完全ガイド】簿記未経験の初心者向けに徹底解説!

「簿記3級の試験に興味があるからとりあえずどんなものか知りたい!」

「なんか最近、社会人の一般常識として、簿記3級くらいの知識はあった方がいいってきくし、試験のこと調べてみようかな。」

そんなあなたのために、簿記3級試験についてまとめました。

はっきりいって商業高校や大学の商学部などでしか、習う機会がない簿記。

その割には、

「社会人になると簿記3級くらいの知識はあったほうがいい。」
「会社や企業の財政状態や経営成績を理解するには、簿記の知識が・・・。」

というフレーズも耳にしたことがある人は多いんじゃないでしょうか?

簿記3級に興味はあるけど、試験内容、合格点や難しさなど、試験がどんなものか知りたい。

そんなさわりの部分をわかりやすく解説しました。

本記事を読み終える頃には、簿記3級試験がいったいどんなものかわかって、すっきりしますよ。

本記事は最新情報を取り扱っています。
2023年2月25日の統一試験で簿記3級に合格した私の体験記も参考にしていただければ幸いです。

簿記3級試験概要について

簿記3級試験概要をつかんで、勉強方法も紹介していますので一緒にチェックしていきましょう。

また本記事の簿記検定については、一番有名で一般的な「日商簿記検定」について、まとめています。

試験形式について

日商簿記検定には「統一試験」、「ネット試験」と呼ばれる2種類の方法で受験することが可能です。

統一試験紙の解答用紙に記入する、いわゆるペーパー試験
ネット試験指定されたパソコンに回答を入力する形式の試験

いずれの試験形式でも、試験時間、出題範囲、配点に違いはありません。
詳細は後述しますので、まずは2種類あるんだなと思ってもらえればOKです。

試験日程・試験時間・受験料

簿記3級試験の日程は、統一試験とネット試験では大きく違いがあります。

簿記3級の統一試験は、毎年2月、6月、11月年3回実施。
現在わかっている日程は以下になります。

 試験日程
169回2025年2月23日(日)
170回2025年6月8日(日)
171回2025年11月16日(日)
172回2026年2月22日(日)

上記の商工会議所の公式サイトよりお住まいの都道府県をクリックすると、最寄りの商工会議所で日商簿記の統一試験の実施有無が確認できます。

対して、簿記3級のネット試験は、商工会議所が指定する会場・テストセンターで随時実施。

商工会議所が指定する会場・テストセンターの定める試験実施日であればいつでも受験予約可能なので、統一試験に比べて、多く試験を実施しているのが特徴です。

お住まいの都道府県をクリックすると、商工会議所でのネット試験会場、テストセンター等、商工会議所以外のネット試験を受験できる会場がチェックできます。

 統一試験ネット試験
試験時間60分60分
受験料3,300円3,850円(事務手数料550円含む)*
申込み受付期間試験実施の1~2ヵ月前受験日の3日前まで(空席がある場合)
試験会場全国の商工会議所
商工会議所が指定する会場
商工会議所が指定する会場
テストセンター
合格発表試験実施の1~2ヵ月後即日

以上が、統一試験、ネット試験の概要になります。

結局、統一試験とネット試験どっちがいいの?ってなっちゃいますよね。
さらに詳細を知りたい方は、記事を追加予定ですので、もう少々お待ちください。

試験科目について

試験科目は、商業簿記となります。

公式サイトより抜粋しますと以下のように表現されています。

「商業簿記」は、購買活動や販売活動など、企業外部との取引を記録・計算 する技能で、企業を取り巻く関係者(経営管理者・取引先・出資者等)に対し、適切、かつ正確な報告(決算書作成)を行うためのものです。

なんだか、おかたい表現で、ピンとこないかもしれません。

ざっくりいいますと、

・簿記とは、会社や個人のお店などの企業における商品やサービスの売ったり、買ったりする取引を、帳簿という決まった形式によって記録・整理すること。

・その帳簿(簿記の記録)を元に、企業の財政状態(財産や借金の状況)や経営成績(1年でどれだけ儲かったか)を明らかにすることです。

その企業や商店の取引のお金の記録のつけ方(帳簿)やルールを商業簿記という科目で試験することになります。

最近はNISAなど投資の話題もあがるので、会社や企業の財務諸表(バランスシート)や損益計算書(P/L表)等一度は耳にしたことはないでしょうか?

簿記を学ぶと、会社の決算時の(1年間のとりまとめ)財政状態、経営成績のことが自分でもわかるようになります。

この商業簿記の出題区分は、「簿記検定試験出題区分表」に則して出題されます。
実際の出題区分表をチェックしたい方は、簿記検定試験出題区分表のページに、PDF形式でダウンロードできますので、参考にしてください。

誤解を恐れずにいうと、学校で習う、算数、理科、社会、国語とも違った科目という位置づけで考えるのがいいと思います。

そうです、学校で必修で習わないのに、生活する上で知っておいた方がいい知識、社会人になって急に一般常識として~と言われてしまうのが、簿記なのです。

出題形式・得点配分について

出題数は、3題以内

簿記3級問題の出題例、得点配分例となります。

第1問仕訳問題45点
第2問帳簿記入、勘定記入問題など20点
第3問決算整理などの総合問題35点

合計100点満点の試験となります。

上記はあくまで出題例となるので、その旨ご了承ください。

受験者・合格点・難易度

簿記3級の統一試験は受験者データが開示されています。

受験者数(申込者数)実受験者数合格者数合格率
16822,922名 19,588名5,785名29.5%
16724,497名 20,927名8,520名40.7%
16628,565名 23,977名8,706名36.3%
16530,387名 25,727名8,653名33.6%
16431,818名26,757名9,107名34.0%
16337,493名31,556名11,516名36.5%
16239,055名32,422名9,786名30.2%
16143,723名36,654名16,770名45.8%
16052,649名44,218名22,512名50.9%
15958,025名49,095名13,296名27.1%
15858,070名49,313名14,252名28.9%
15770,748名59,747名40,129名67.2%
15677,064名64,655名30,654名47.4%
155中止(新型コロナのウイルスの感染症の影響のため)
商工会議所の検定試験の公式サイトの3級受験者データに基づき表を作成しています。

受験者数について

2020年12月よりネット試験が実施されるようになりました。
その後、簿記のネット試験の認知度もあがっているので、156回と157回の間、統一試験の受験者数が減少傾向にあると推測されます。

おもしろいのは、申込みをしても、毎回5,000人くらい受験しない人もいるようです。
実生活で多忙であったり、急用も考えられますが、まずは申し込みしたら、必ず受験しましょう!

合格点・合格率について

簿記3級の合格点は、100点満点中、70点以上が合格となります。

つまり、7割以上の正解を目指せば合格できる資格となります。

合格率は、多少のばらつきはあるものの、30~40%ほどです。

私は3ヵ月の勉強で、79点でしたが、合格は合格です。

簿記3級は、なにも勉強せずに初心者がらくらく合格できるような資格ではありません。
体感的にも1週間集中勉強で合格できる試験でもありません。

というのも、商業簿記という科目は、前述しましたが、義務教育で習いませんし、特定の高校や大学をのぞいて、必ず習う科目ではありません。

授業を受けた科目でも、小学校は別として、試験前はある程度勉強しないと7割以上の点数をとるというのは難しくないでしょうか?

それと同じで、簿記3級は勉強せずにらくらく合格というわけにはいきません。

私は、簿記3級の勉強を完全独学で挫折した経験があります。

また、結果として合格した試験も、統一試験直前もバタバタして準備万端とまではいきませんでした。(実は合格発表までめっちゃドキドキしてました)

ちなみに、学生時代に会計や経理関係の分野の学びの経験はありません。
記憶の限りでは大学の一般教養でもなかったように記憶しています。
社会人になって経理関係の仕事の経験もまったくありません。

簿記勉強は完全にゼロスタートでした。
根性論に聞こえてしまうかもしれませんが、努力の方向を間違わずに勉強すれば、きちんと取得できる資格だと思います。

ただし、一般的に必要とされる簿記3級合格までの学習時間、100~150時間は必要です。

簿記3級試験までの勉強期間は、外野の意見や声、ツイッターなどの情報に惑わされないのもポイントです。

簿記3級合格に向けて学習のポイント

簿記3級の試験概要がつかめたところで、合格に向けて学習のポイントを確認していきましょう。

・簿記独特の用語に慣れる。
・仕訳問題は得点配分も高いため、確実に理解してものにする。
・試験前の学習時間によるが、試験前1カ月~3週間前は、直前予想模試などで、試験慣れが必須。
・試験時間60分の時間配分を意識。

勉強法

簿記3級の学習のポイントをおさえたところで、合格目指して勉強していくことになります。

勉強法については以下の3つが代表的なものです。

・参考書や問題集を自分で進める完全独学スタイル
・オンラインでの通信講座、セミ独学
・スクールへの通学する講座受講

費用や時間的な制約もあるので、自分にあった勉強法を知りたい方はこちらの記事で詳細を記載していますので参考にしてください。

また勉強法が決まったら、やる気がみなぎるとは思いますが、途中で息切れしないためにも、勉強前に直ちにやること3選を一読することをおすすめします。

勉強期間3ヵ月!簿記3級合格体験記

私は簿記3級の学習期間、約3ヵ月で合格することができました。
使用した教材はクレアールのオンライン通信講座の「3級パック」です。

クレアールに決めた理由は

・無料の体験講座がわかりやすく気に入ったこと。
・簿記3級講座受講中の1年間は、わからないところの質問が、メール、電話、skype、郵送、FAXで、追加料金なしで何度でもできること。
・受講期限が申し込み月から1年間だったので、万が一不合格だったときも1年以内にリベンジの勉強を続けやすいと思った。
・オンライン式の通信講座ですが、必要なテキスト、問題集、問題の回答用ノートが一式パックになっているので、すべてスマホやタブレットで完結ではないところが逆に安心した。
・一度独学に失敗しているので、独学以外の方法がよく、通学系のスクールは、時間面、費用面で候補がなかったため、コスパ、タイパ両方で納得がいった。

クレアールさんは、丁寧かつわかりやすい講義動画と練習問題にも解説動画がしっかりついていることに感動しました。

3か月の勉強で受かった合格体験記、実際にやった勉強の進め方の詳細は別記事にしますので、もう少々お待ちください。

まとめ

いかがでしたか?

簿記3級の試験概要を説明しつつ、学習のポイントや勉強法をご紹介しました。

【簿記3級試験概要まとめ】

試験方式統一試験ネット試験
試験日・毎年2月の第2日曜日
・毎年6月の第3日曜日
・毎年11月の第4日曜日
随時
(商工会議所が指定する会場やテストセンター)
試験時間60分
受験料3,300円3,850円
(手数料550円含む)
合格点数70点以上/100点満点
合格率約30~40%データなし
統一試験の日程については、あくまで今までの傾向であるため、参考にお考え下さい。
また合格率についても、多少のばらつきはありますのでご注意ください。

説明してきたように、簿記3級は難易度がとても高く、誰もが苦戦するような資格ではありません。
しかし、だからといって何もせずにラクラク合格できるような資格でもありません。

勉強方法は、完全独学、オンラインスクール系(通信講座)、通学式のスクールと大きく分けて、3種類があります。

コスパ、タイパともに、オンラインスクール系の通信講座の受講が、個人的にはオススメですが、自分が納得した形で、自分に合った方法でやるのが1番です。

簿記3級に挑戦したいというあなたのために、本記事で簿記3級試験概要をご理解いただければ幸いです。

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